子犬を飼い始めた方へ
子犬は一見元気なようでも新しい環境ではストレスを感じています。
可愛いからといってかまいすぎると疲れてしまいます。
まずはお家に慣れさせるためにゆったりと過ごさせてください。
すでにわんちゃんがいる場合は、3日ほどたってから徐々に会わせましょう。
お腹の寄生虫の検査
ペットショップ、ブリーダーさんから購入した場合でも、お腹に寄生虫がいることは少なくありません。寄生虫は犬同士はもちろん人間にうつる場合もありますので、とくに別のワンちゃんを飼っていたり、小さいお子さんがいるご家庭は早めに検査しましょう。小指の先くらいの量の便をラップにくるんでお持ちください。便検査だけでも受け付けております。
予防
ワクチンはお家に来てから1週間ほどたってから注射できます。
当院では生後2か月と3か月頃にに混合ワクチン、最後の混合ワクチンから1か月たって狂犬病ワクチンを注射することをお勧めしています。
その子に合った最適のワクチンプログラムを提案いたします。お電話でご相談ください。その際に生年月日、すでにワクチンを注射してあればその時のワクチン証明書をご用意ください。
フィラリアという寄生虫の予防をしましょう。当院では6〜12月に毎月飲み薬や付け薬で予防することをお勧めしています。
散歩
いつから散歩に行けるのか?
ワクチンプログラムが終了するまではできません。ここでいう散歩とはリードをつけて色々なところを自由に歩かせることです。
ただし散歩に行けないからといって、ずっと家の中やお庭で、家族の人だけとしか接触がないのはよくありません。本来生後3〜4か月までは、兄弟犬や親犬から色々なことを学ぶ社会化の時期ですが、生後1か月くらいのときに親兄弟から離されてしまうとそれができません。そこで是非お知り合いでワンちゃんを飼っている方を探して、その方のお家に遊びに行く、もしくは招待して一緒に遊ばせてあげましょう。相手の子が一年以内にワクチンを注射してあるのは言うまでもありません。
また腕に抱いたまま外に連れて行き、車やオートバイの音などに慣れさせたり、飼主さん以外の人に撫でてもらったり、おやつをもらうといった色々な体験をさせることもこの時期は重要です。その時は地面には降ろしたり、知らないワンちゃんとの接触はしないようにしてください。
当院ではパピークラスをおすすめしております。お気軽にご相談ください。
ワクチンプログラムが終了して、本格的にお散歩に行くようになると、ダニに寄生される心配があります。予防してあげましょう。ダニの予防薬は病院で扱っています。病院専用のお薬は雨に濡れたり、シャンプーしても効果が持続します。
シャンプー
シャンプーはワンちゃんにとってはストレスになります。家に来て1週間は控えた方が良いでしょう。ワクチンを注射する前後も避けましょう。
当院のトリミングサロンでのシャンプーは、ワクチンプログラムが終了以降にできます。
ポイントのまとめ
@お家に来たら1週間は様子を見るましょう。具合が悪い場合は早めに診察を!
A1週間後に便の検査をしましょう。朝したうんちを午前中にお持ちください。
(その時に最適なワクチンプログラムのご提案、その他予防のお話をします)
Bワクチンを打ちましょう。午前中にご来院ください。
Cワクチンプログラムが終わるまでは抱っこやキャリーに入れてお散歩をしましょう。
D社会化のためにパピークラスを受けましょう!しっかりとしつけをしましょう!